20人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
私はこれまでにも、何度も同じ疑問を感じてきた。
果たして父は幸せなのだろうか?
もしかしたらそれは、父の望み通りの生き方だったのかも知れないが。
私には介護に明け暮れるだけの人生が幸せだとは思えない。
私は、私の愛する人に父のような生き方をして欲しくない。
尻尾を撒いて逃げられるのも辛いけれど。
やつれ果て、狂ったように喚く自分の姿、誰にも見られたくない。
だから、私は私の恋に私の手で終止符を打つことを選んだ。
最初のコメントを投稿しよう!