邪魔なやつ

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 私あなたを消したはずなの。私の生きる世界から消したはずなの。だって邪魔だったのだもの。だって私にはいらなかったのだもの。  ただ目障りで私の利にならなくて、それって邪魔ってことだから、だから消したの。  私がわざわざ手を動かして私の前から消えるように仕向けたのだもの、光栄でしょう? そうしてそのまま私には関わりのない人になるはずだったのに、どうして今更関わってきたのかしら。それも私を殺すなんて形で。
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