親友の自叙伝

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 ちなみに、彼女は最初、私の利用していない投稿サイトで連載していた。  ところがある日、そのサイトが閉鎖になる話が出た。 「助けて」 「どうしろと?」 「別のところに連れ出して」 「……そんなこと言われましても」 「消えちゃう」  とまあ涙目で懇願されたので私は渋々自分の利用している投稿サイトに連れてきたのだ。ちなみに、なんで涙目ってわかったかと言うと、地の文でそう書いてきたから。  それでほだされる私も私だけど。  そんなわけで、今の状態が出来上がったというわけ。
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