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「えっ!? ゴミがついてるとか最悪! とれた??」
私が理佐ちゃんの頭に触れてこくんと頷くと、理佐ちゃんはほっとした。
「どこでついたんだろう?」
「さあ……?」
理佐ちゃんを見てゆっくり首をかしげた後で私は席を立ち上がる。本当は糸屑なんてついていない。ただ、彼女の頭に少し触れたかっただけだった。
「さて、お昼ご飯を買いに行こうかな?」
「あ、私も行く」
理佐ちゃんは自分の席へ行き、鞄から財布を取り出して、また私の所に戻ってきた。
「お待たせ、行こう?」
私も財布を持ち、理佐ちゃんと一緒に廊下を出た。
さあ、パレードの幕開け。
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