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深夜、2時過ぎ。
とあるコンビニに1人の男がやってきた。
黒いジャンパーに暗めのジーンズ
キャップ帽を深く被り、
右手には包丁。
普通の客ではないことは一目でわかった。
レジに立っているのは、大学生のバイトちゃん。
他に男性の店員がいるが、今は店の奥に行っている。
こういう時、普通は叫んで助けを呼んだり、店の奥に逃げたりするのだろうが…
このバイトちゃんは物怖じしない性格で、表情一つ変えないでレジに立っている。
対して、男は興奮気味にレジへと近づいてくる。
｢か、金を出せ！！｣
緊張からか、声が震えている。
｢早くしろ！！｣
そう言いながら、包丁をバイトちゃんへと突き付ける。
バイトちゃんは静かにレジの引き出しを開ける。
レジからお札を取り出しながら、バイトちゃんが口を開く────
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