いつから、そこに居るのか

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昼飯を食べ終え少ししたらディアから 「それで、基礎は何処まで教えて貰った のだ?」 「とりあえず、5大元素と回復魔法 それらの、最上位魔法までは教えて貰った」 「ふむ、なら話は簡単に進めれるかな」 「こっちとしては、正直なところ これ以上何を覚える必要があるのか 分かんないから出来ればそこから説明 して欲しいんだが、良いか?」 「ふむ、そうか なら、今朝お前が私を封印出来てるのが 凄いと言ってたが なぜ封印出来ているか、分かるか?」 「それは、青の最上位の封印魔法を使った からじゃないのか?」 「うん、それはそうなんだがな そもそもなぜ青元素じゃないといけないか 分かるか?」 「それは·····」 (確かに、なんで他の色で封印出来ないんだ? 別に他の色で封印できても、攻撃出来ても いいはずなのに、なぜ元素ごとに分けられて るんだ?) 「ある意味、お前の長所だと思うから厳しく は言わないが、物事の真理を突き止めよう としてみろ、案外面白いものが見えてくる」 「お、おう」 「それで話は戻すが なぜ、元素ごとに役割が決められて いるのか これは、最早イメージの話になるんだが 赤と聞いて、水を思い浮かべる人間は 恐らくだか、誰も居ないだろう これと同じでな、元素が色で分かれている から、最上位魔法程の難易度の物を使う時 はイメージが大切なんだ、 イメージ出来ない事は出来ないと 思っていい、 つまり、最上位魔法を使う時に色を冠する 詠唱をする時もイメージの問題である という事だな」 「なるほど? いや、やっぱり難しいぞ? だから、魔法は嫌なんだ 剣なら切ったら終わりだろ?」 「バカ者、それだからいつまで経っても私に 一撃も与えれんのだ」 「なんだよ、ディアは魔法を使ってるのか?」 「違う、反射神経と瞬発力で解決しようと するなと、言っているのだ 大体格上の相手と戦うのになぜ、正面から 戦う必要がある? 出し抜いて、騙して殺せば良いだろう?」 「そ、それはそうだけどよ」 「今の私は間違ってもお前たちを殺せない 状態だからとその上に胡座をかいていると お前いつか死ぬぞ?」 「そんなこと言ってもステータス負けてる から、出し抜こうにも無理だろ 普通にフィジカルで負けてるんだ チャンス作ってもそれこそステータス の問題で負けるんじゃないのか?」 「お前な、要は戦い方だ 簡単に言うとな、確定で殺せるまでは 奥の手を隠しておく 奥の手を2つ用意して1つわざと外し後が 無いように見せる 相手のステータスを自分のレベルまで下げ る この話をしながらでも、やり方は思いつく やるか、やらないか 考えるか、考えないかの差じゃないのか?」 「··········分かったよ、次の実践の時には 何かしらやってみる」 「うむ、それなら昼飯を食べて 元気も出た頃だろうし、少し遊ぶか?」 「いや、今すぐに行動に移すのは無理だぞ?」 「何事も慣れだ、ほらやるぞ」 「って、言い切る前に蹴りに 来てんじゃねぇかよ!」 そう言って2人は殴り合いを始めた 「いや〜もう目で追うのも やっとになったな〜」 そう、ディアさんと会った時に比べて フェイルは強くなっている だが、まだディアさんには追いつけない ディアさんは余裕の笑みを浮かべながら遊んでいる フェイルのスキルが未だに??なのも気になる まぁ、いつか使う日が来るとは思うけれど それまで、彼はどのようにして窮地を脱するのか 又いざ使ったスキルが思いもよらない物だったら、フェイルは立って居られるのだろうか その時は私が支えてあげたいと思っている 「お〜い、アーシャ フェイルの怪我治してやってくれ〜」 「は、はーい!今行きます」 昼時の時間に森に響く元気な声と悲鳴と高らかな笑い声、この声が何時まで続くのだろうか 本日の夕方頃にはリベリアには着くだろう
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