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…え?何これ何これ何これ…。なんで?なんで…?俺は冥界の守護者でっ!それで、特別な存在なのにっ!言われたからちゃんと警戒はしてたのにっ!
熱い熱い痛い痛い痛い痛い熱い寒い…。
『混乱してるみたいだね。』
『今すごく暇だから、痛みとか記憶とか消してあげる。正確に言えば、痛みを消して記憶を記録として残す、って感じかな。ほい!』
……
あ…。治ったみたいだ。でも…
「俺は…どうなった…?まさか、死んだのか?」
『そう、死んだねー。』
…でも俺は冥界の守護者で
『君はさ、ただの一般人だよ。そんな能力なんて持ってない。自分で分かってるでしょ?だからあの2人が異常だったのを見抜けなかった。』
「…!!!」
そう。心の奥底では分かっていた。自分は特別な存在なんかではないということを。
「でも待て、異常って、あの2人は何者だった?」
『2人は異世界から迷い込んじゃったやばいやつ、って説明が一番分かりやすいかな。ま、もうこっちで処分しておいたから安心して!』
『あ、そうだ!君、すごく面白かったから、特別に転生させてあげる。本当は転生なんてそうできるものじゃないんだよ?』
「は…?転生?」
『ほら、君がさっき「死んだら転生する!」って言ってたでしょー。それを本当にしてあげるってこと!じゃあ転生させるねー。心の準備しててね!』
「え!?待て、どこに…」
『ちょうどいいからあの2人が元々いた世界に飛ばすよー。治安は最悪だけど、まあいけるでしょ!大丈夫、すぐに死なれると私が困るから飛ばす先はちゃんと考えてあるよ!』
…………
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