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そして次の日の朝
ハルセは不安でいっぱいだったがちゃんとソウタに電話を掛けた。
「ソウタ、おっおはよう」
「おはよ」
「、、、」
「、、、」
(まずい、何の話をするか。いやもう切った方がいいのか?昨日を思い出せば俺は本当にとんでもないことを言っている気がするしな、絶対に気持ち悪がられてる)
「ちゃ、ちゃんと起きれたみたいだし、学校にも遅刻しないな。じゃ、じゃあ」
「待て、話したいことがある」
「?どうした」
「、、昨日の話だ」
「!あ、ああ。あれは、、できれば忘れてほしいんだが」
「俺も言いたいことがある。俺も、」ブチッ
「、、聞きたくなくて切ってしまった」
「、、何か切れた」
ハルセはソウタが昨日の話と言った瞬間、自分の事を言われるんだと思い聞きたくないと思ってしまったハルセはつい切ってしまった。
(切ってしまった、、ソウタに昨日のこと嫌な気持ちにさせたんなら謝らないといけないが、、でもソウタに気持ち悪いから二度と顔見せんなとか言われたら、、俺生きていけない。どうしよう、これじゃあさらに気まずくしただけだ、、)
ハルセはソウタに出会わないように、学校に登校し始業のチャイムがあるまで生徒会長室に籠った
ーーーーーーーーーー
「、、、」
「、、ソウタさん、その怖い顔やめないっすか?マジで怖いっす」
「あ?別に普通だ」
「いや明らかに普通じゃないっすよ」
ナオヤは昼休みになって、登校してからずっと顔が怖いソウタに話しかけた
「どうしたんすか?昨日の反省文が多くて怒ってるんすか」
「、、話してる途中で電話切られたんだよ」
「、、ぶっははははは、なんすかそのかわいい理由」
「おい、笑ってっとしばくぞ」
「まじですいません。笑わないので胸倉つかむのやめてくださいっす」
「ったくなんで切るんだ。大事な話だってのに」
「相手はこの学校の人っすか?」
「ああ」
「なら、直接会いに行って話せばいいじゃないっすか。大事な話なら尚更っすよ」
「そうしてぇけど、、なんか避けられてる。たまたま鉢合わせても逃げられるし、昼休みのチャイムすぐにそいつのクラス行ったってのに、もういなかったんだよ」
「、、嫌われてるんじゃないっすか?」
「冗談でも次言ったら、マジでボロ雑巾にするからな」
「すんません。まぁご飯食べましょうよ」
ナオヤは自分のカバンから弁当を取り出した
「はぁ、ったく、こうなったら放課後だな」
「あっ俺、放課後用事あるので手伝えないっすからね」
「いらねぇよ。俺一人でとっ捕まえてやる」
「頑張ってくださいっす。!、これめっちゃおいしいっす!ソウタさんも食べてみてくださいよ!」
ナオヤはさっき自分が食べたおかずをソウタにも食べさせた
「確かにうまいな」
「っすよねー!」
「ナオヤ、料理できたのか?」
「ああ、違うっす。これ昨日部屋に泊まって人に食べてくださいってもらって」
「ナオヤ、お前。彼女いたのか」
「ちょっと違うっすけど。まぁ、はい」
「マジかよ。ナオヤは一生独り身だと」
「俺を何だと思ってんすか。俺だって少しぐらいモテるっすよ!」
「意外だった。それよりもう少しおかずくれよ」
「いやっす。これは俺のもんっす」
「すこしぐらいいいじゃねぇーかよ。うまかったんだよ」
「、、ちょっとだけっすよ」
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