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「俺、ソウタとキスしたのか//、、」
未だソウタとキスをした場所から動いていないハルセは今の現実は本当なのかと1人で頭をフル回転していた
コンコンッ
「会長ーいますかー、昨日の資料目通しました、か、、扉の前で何してんだ?」
昨日持ってきた資料の確認をしに来たライキだったが、扉の前に突っ立っているハルセを見て驚きと何をしているだと、バカなのかと疑った
「そういえば、大狼さんとは会えたのか?さっき廊下を走ってたが」
「あ、ああ。会えた」
「なんだ、ついに嫌われたか?」
「いや、嫌いじゃないと言われた」
「!。進展したな」
「後、前のは事故だったからともう一度キスをした」
「、、待て。一気に進展しすぎだろ」
「俺もまだ頭が追いついてない」
「でも、やっと二人付き合ったんだな」
「えっ」
「あ?キスしたんだろ?」
「したが、、告白はしてないし、されてない」
「、、やる順番おかしいだろ」
「俺はソウタの恋人なになったのか?だが告白はされてないし、どっちなんだ?」
「知るか」
「俺、これからは恋人としてソウタに会えばいいのか?」
「だから知るかって言ってんだろ、そんなに知りたいなら本人に今から電話で聞いたらいいだろ」
「無理に決まってるだろ!そんなの、恥ずかしすぎて無理だ」
「その感じだと、どうせ資料に目を通して無いんだろ?なら俺は帰る。会長さんの恋愛相談はめんどくさいからな」
「前のような悩みは無くなったぞ。俺はソウタに嫌われていなかったからな」
「でも新しい悩み増えてんじゃねぇか」
「お前の恋愛相談とは何なんだ、、」
「あ?そりゃあどこまでいったとか、やったとか、こういうプレイでやってやったぜとか」
「、、それはもう相談と言うより、報告じゃないのか?」
「そういうのが聞きてぇんだよ、俺は。、、そういえば会長は経験あんのか?」
「なんの話だ」
「そりゃあ、セックスだよ」
「!ばっ//よくそんな言葉言えるな、、」
「反応を見るに、経験無し知識だけってやつか」
「?経験無いのにどうやって分かるんだ?」
「あ?そりゃあ調べればいくらでも出るだろ」
「そうなのか!?知らなかった」
「、、まじかよ。おい、もし大狼とするってなったら、1回俺に連絡しろ」
「嫌だ。恥ずかしいだろ」
「失敗して、嫌われたくないだろ」
「うぐっ、それは嫌だ」
「連絡だけでいいからしろ。いいな?」
「、、分かった」
「じゃあな。俺、ナオヤ待たしてるからそろそろ行くわ」
「ああ、すまない資料確認してなくて」
「いい、じゃあな」
ライキは部屋を出てナオヤの元に向かった
ーーーーーーーー
遡ること数分前
ソウタがハルセのいるクラスの教室にきて、またすぐ出ていった後、その後にもう一人教室に来ていた
「ライキくん、お待たせっす。今、すごいスピードのソウタさん出ていったっすね」
「みたいですね、まぁ大丈夫でしょ。、私達も行きましょうか」
ライキは荷物をカバンに入れて立ち上がり、扉の所で待っているナオヤの側まで歩いていき、二人揃ってある場所まで歩き出した
「でも急にどうしたんすか?実験室なんて」
「一年の授業で、備品が壊れてしまったらしく新しいのを買うらしいのですが、折角なら古いものなども替えようという話になったそうです。私達は古い備品のチェックに行きます」
「まぁ俺ら獣人は力が強いっすからね、ちょっと力入れるとすぐに壊すっすからね」
「すみません、わざわざこんな仕事頼んで、私は一旦生徒会長室に行って昨日渡した資料取ってきますから、先に行って待っててください」
「大丈夫っすよ、帰ってもライキくんの部屋でゲームするしか用事ないっすから、じゃあ先行ってるっす。後、二人きりなんだし口調気にしなくても大丈夫っすよ」
「ん?そうか、じゃあすぐに戻る」
そう言って別れた二人。ナオヤは言われた通り実験室に入ってスマホを触りながら待っている。ライキは生徒会長室に資料を取りに行ったが、そこで見たハルセとソウタのラブラブシーンを見て、ライキは資料を諦め実験室に向かった
「ナオヤ」
「あっやっと来た、さてどっから見るっすか?」
「いや悪い。資料、、忘れた」
「え、忘れたって取りに行ったんすよね」
「いや、そうなんだが、、なんか取れなくて。悪い明日またお願いしていいか」
「俺は大丈夫っすよ。じゃあ帰るっすか」
「ああ、詫びに好きな夜飯作ってやる」
「まじっすか!あっそういえば、お弁当美味しかったすよ!」
「まぁほぼ夜飯の残りだけどな」
「ソウタさんも美味いって言ってたっす」
ナオヤからソウタにも分けたという話を聞いてライキは実験室を出る足を止めた
「、、待て」
「?どうしたっすか」
「ナオヤ、弁当あの大狼に分けたのか」
「一口、二口ぐらい」
「、、ナオヤ、服脱げ」
「へっ」
「お仕置だ」
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