※勉強会

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※勉強会

生徒会長室で誤解が消えた次の日、今日は土曜日なので学校が無いハルセは平日ならありえない昼まで寝ていた。日頃、早起きし遅くまで生徒会長としての仕事をしているハルセとっての土日は何も気にせず休める幸福な日だ。 (とはいっても寝すぎは体に悪いか) そう思いながら横で充電していたスマホを手に取って画面を見ると、ソウタからの着信が5分おきに何件も来ているのに驚いた 「えっ?!いつの間に、朝7時?!ソウタそんな朝早く起きれたのか。いやそこじゃなくて、どうしたんだそんな朝早くから、、とりあえずメールしとくか」 『すまん、今起きた。どうしたんだ』 ハルセがメールを送信して、5秒以内にスマホが鳴った 「もっもしもし、ソウタ?どうしたんだ」 「、、今から部屋に行ってもいいか」 「、、へっ?」 「だっだから、部屋行ってもいいかって」 「あっああ、いいが、」 「じゃあ、ちょっと待ってろ。すぐ行く」 ソウタに電話を切られたハルセはまだ頭の理解が追い付いていなかった。 (いっ今から部屋にソウタが、、そんなことが本当にあってもいいんだろうか。、、夢か、俺はまだ夢の見てるのか?) しかし、部屋に響いたノックの音でハルセは現実に戻された。ハルセは慌てて部屋の玄関に向かい扉を開けた。しかし、その瞬間扉の向こうにいたソウタは目の前の光景に顔を赤くした 「!おまっ、服//」 「、、!///」 ハルセは普段寝る時、上半身は裸で寝ていて、ソウタからの急な来訪でそのこと完全に忘れていたハルセはそのままの姿で出向いてしまったのだ。 「とっとりあえず早く中戻れ!//」 ソウタはハルセの肩を手で押して慌てて中に押し入った 「すっすまん//急だったから忘れていた」 「いや別にいいけどよ。、、俺にとっては眼福だったし」 「ん?最後なんて言ったんだ?」 「うるせぇ、何でもねぇから早く上着て来いよ」 「あっああ、ここの奥がリビングでソファがあるから座って待っててくれ」 ハルセは服を取りに行ってる間に、ソウタは奥に進んでリビングに入った。 「、、これが生徒一人に与えられる部屋かよ」 ハルセの部屋は寮の一階分が丸々部屋になっている。ちなみに、向かい側にはライキの部屋がある。逆にソウタやナオヤたちの部屋は向かい合って4人ずつ計8人で一階を使っている、簡単に言えばハルセの部屋の4分の1がソウタ達の部屋になっている。 「広すぎだろ」 「生徒会長の特権の一つだからな」 「ずりー」 ソウタが部屋を見回している間に上の服を着てきたハルセがソウタの後ろからやってきて、部屋の広さに驚いているソウタに声を掛けた 「それで、どうしたんだ?荷物も持っているようだが」 「、、担任にこのままじゃ留年なるぞって言われた」 「まぁサボってるからな」 「そこじゃねぇ!いやそれもあるけど、、俺、頭悪ぃから試験の結果次第じゃ留年もあるって言われて」 「、、、」 「それで、ハルセに勉強教えてもらいたくて」 「いいぞ」 「いいのか?本当に?」 「ソウタが折角俺を頼ってくれたんだ。当たり前だろ」 「、、さすがハルセ!」 ソウタは思いっきりハルセに駆け寄ってハグをした 「!抱きつくな。本当に、嬉しすぎて心臓止まるから//」 それから二人の勉強会が始まった
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