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二人の勉強会はとりあえず、ソウタの今の学力を調べるところから始まった。分からない所が分からなければ教えることも出来ないしと、ソウタはハルセの横で今回の試験の範囲に絞って問題集を解かせている
「一応分かるやつは解いたぞ」
「なら採点するか」
結果として5教科平均26点。合っている所も多分適当に答えたのだろう、ほぼ記号問題だった。
「まぁ、悪いな」
「、、、」
「そう落ち込むな、早くに言ってくれて良かった。まだ試験までは1ヶ月あるんだ。満点とかは無理でも、最低50点は行けるさ。俺もちゃんと教えるから」
「そうだよな、よし頑張るぞ!」
「その意気だ。留年ならないためにも頑張らないとな」
「、、別にそれだけが理由じゃねぇ」
「?そうなのか」
「、、やっとこうやって普通に話せたりできるようになったんだしよ、こっ今年の夏はハルセと遊び尽くす予定なんだ//。そんな時に補習やら行ってる時間なんてあるかよ」
ソウタは少し照れくさそうにそう言って、顔を背けた
「//そうか、なら俺も頑張らないとな。ソウタと沢山遊びたいから」
そう言ってこっちを向いてないソウタの頭を撫でていると、急にソウタこっちを向いた
「っ//あぁ、我慢出来ねぇ!、、ハルセ俺勉強今からめっちゃ頑張るから、、きっ、キスして欲しい//」
「!//頑張るのか?」
「おう、めっちゃ頑張るから、、ダメか//」
「その言い方は反則だな//んっ」
「んっ。、、もっかい//」
「//長くなるぞ。んっ、ちゅ//」
「ちゅ、っ//はっ、っ、はるっせ//っ」
「っ//悪いしばらく止められない」
そう言って、ハルセはまたソウタにキスをした。
まだ告白もしてない、付き合っているかも分からない、自分達の関係なんか全然分からないけど、今のこの時間の間だけはそんなこと忘れてソウタにキスをしていた。
「はぁ、//はぁ、//ハルセっ結構キスうめぇんだな//」
「ソウタこそ// 俺のベロに絡ませて離さないだろ//」
「離したくねぇもん//」
「だったら喋らず口を合わせろ//んっ、//」
「っ//、ぁっあ/っ、はっ//んっ」
二人は抱きしめ合いながら少し腰を上げてもたれていたソファに寝転び合うとまたキスを始めたが、ハルセは顔を引いてキスを終わらせるとなんでやめるんだと言わんばかりのソウタの不満そうな顔が見えた
「ソウタ、俺とのキス嫌じゃないか?」
「当たり前だろ。嫌だったらこんなにするかよ」
「、、なら俺はどうだ?」
「どうって、言われても//」
「、、やっぱり、なんでもない。それよりもう少しだけしていいか」
「おう」
ソウタも俺を好きだったらいいと思う。冗談でもソウタが俺を好きだと言ってくれるなら俺も自分の気持ちを伝えられると思う。でも違ったらと断られたらと思うと、告白も出来なければ聞くこともの不安になる。ハルセはそっと自分の気持ちを隠してまた目を瞑りソウタの口に口を合わせた
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