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その日の夜、ハルセは寝れないでいた
「くそっ、気になる。何を話してたか気になる!」
体育倉庫であの猫獣人と何があったのか、気になって眠れないハルセは広いダブルベッドの上でのたうち回っていた。
「こんなことになるならあの猫、本当に問い詰めれば良かった」
今日はもう眠れないなと思いながらもハルセは枕を胸に抱きしめながら目を瞑った
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時を同じくして、ベッドに寝転がり何もない天井を見つめただ時間が過ぎていくのを感じている狼がいた。
狼は少し視線を下に持っていくと、手に持っている手紙を見た。
「俺って本当にだせぇな、、」
まだ封は開けられていない手紙を見ながら呟くソウタの目は少し辛そうに見えた。ソウタはまた視線を天井に戻してため息をつくとゆっくり目を瞑った
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結局眠れなかったハルセは眠そうに欠伸をしながら、7時になったのを確認すると電話をかけた
『おはよ』
『、、はよ』
『眠そうだな』
『ハルセこそ眠そうな声してるぞ』
『ご推察通り、眠れなくてな』
『、、じゃあな』
『あっああ、ちゃんと学校来るんだぞ』
『おう』
電話が終わって耳からスマホを離すと、ハルセはスマホを眺めていた。
(、、元気なかったな。眠れなかったせいか?)
昨日のこともあるし何を考えても埒が明かないと思ったハルセは学校に行く準備をして、走って学校に向かった
ソウタは電話が終わると、ハルセ同様学校に行く準備をしていた。準備が終わり部屋を出ようと思った時に机に置いていた猫獣人からの手紙を見えた。それを見たソウタは少し悩んだが手紙を手に持つと綺麗にカバンに入れて部屋を出た
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