二度目の再会

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二度目の再会

 翌日の朝。  ルルメリアはよほど楽しみだったのか私より早く起きて私を起こしにきた。 「おかーさん! あさだよ! おーさんとあそぶひだよ!!」 「うん……?」  娘の元気な声で強制的に布団から起こされた私は、眠い目をこすりながら朝ごはんを準備した。 「ふふっ」  ルルメリアはいつも以上に気分が上がっているようで、席に座ってからずっとニコニコしていた。その様子を見ているだけで幸せになれた。  食事を済ませると、お気に入りのワンピースを着ている。 「おかーさん、あたしこれきてくの! どう!?」 「うん、似合ってるよ」 「えへへ」  くるりと回って見せるルルメリア。やはり年頃の友達はこの子にとっても特別なようだ。  準備を済ませると、オースティン様と会う前にハンナちゃんとハンナちゃん母に会いにパン屋さんへ向かった。 「あっ! はんなちゃん!」  どうやら先に到着されていたようで、ルルメリアが見つけた瞬間すぐに駆け出した。 「るるちゃん!」  とても可愛らしい声が聞こえたかと思えば、ハンナちゃんが視界に映った。ハンナちゃんの様子を見てみると、彼女もまたルルメリアと会えるのを楽しみにしていたようだった。  そしてその奥にいるお母さんに視線が移る。 「あっ……!」 「あら、やっぱり!」  そこにいたのは、バザーでお世話になり、ピクニックでルルメリアの帽子を拾ってくれたお母さんだった。 「ごめんなさいね、私が名乗ってなかったから怪しくしちゃったわよね。ハンナの母、マギーです。よろしくね」 「マギーさん。私はルルメリアの義母(はは)クロエです。ご無沙汰しております」  彼女とは不思議な縁があるようだ。改めて軽い挨拶を済ませる。  
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