爆発!

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爆発!

寝不足がたたり、 実家から帰ってきて一週間後。 だんち。が切れました。 ベランダの窓が振動で揺れるぐらい 大きな声で 「もういい加減にして! 普通の生活音やのに、 うるさいなーとか言わんといて! 眠られへんやんか! 頭おかしいねん、 いつまでもぐちゃぐちゃ言いやがって!」 と、叫びました。 そしたら、 「だんち。さんもたまっててんなー」 と下の階(2階?)の住人だという 若い兄ちゃんの声が聞こえてきました。 「203のやーまーだー!」と ベランダに向かって叫ぶような声が 聞こえたので、 そうか、山田か!と納得しました。 山田から、 隣の部屋の兄ちゃんがヤバイから、 実家に戻れるなら戻った方がいいのではと アドバイスをうけました。 「そっちに行きたいけど怖いからなー」 と山田がびびるので、 来なくていいよと話しました。 良く考えてください。 この時点でおかしいことに!( ;∀;) 山田がベランダから叫んで声がだんち。に 聞こえたとしても、 だんち。の返答は通常の話し声なので 山田と会話が成り立つわけないんですよね。 それに気づけず、 とりあえず山田のアドバイス通り ママン宅(親は離婚してるので実家とは別)に 深夜にも関わらず避難することに。 ママンは渋りながらも受け入れてくれたんですが、 隣の部屋から、「うわ、こんな時間に来た」 と声が聞こえました。 ええ、これも幻聴です。 決定的な変化は、次の日に起こりました。
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