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次の日、ボクはセーフクを着た女の子にどこかに連れていかれた。
今日も着るなんて、セーフクが好きなのかな?
連れて行かれた先は、女の子の家とよく似ていて、でも、
なんか違う雰囲気…
ぽてっ
盛り上がっている布団の上に置かれた。
ふかふかだ~。
布団の上でゴロゴロしていると、誰かがボクをさわった。
その人と、目が合った。
髪の短い女の子だった。
「くぉら! 彩葉っ!」
髪の短い女の子は、ボクを拾ってくれた女の子を呼んだ。
この子の名前は、あやはっていうのか……。
じゃあ、こっちの女の子がセリだね。
ボク? ボクの名前は、なんだっけ?
あやはとセリが、何か言い合っている。
ボクを飼うかどうかで揉めているみたいだったけど、
少ししたらボクを置いて2人ともどこかに行っちゃった。
えぇっと……。
ボク、どうしたらいいのかな……?
とりあえず、寒いから布団の中に入っていよう。
外は寒くて凍えそうだったけど、
ここはあったかいや……。
なんとなく、おかあさんを思い出すよ。
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