第2話 ゲームのあらすじを思い出そう!

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 はい!  四人目は、インテリ系貴族のマティアス・ベルラントです。メガネ、長髪、水色の髪!  あら、大丈夫? ちょっと説明が長くなってきて、この話に飽きていませんか?  攻略対象キャラの説明が続くと、聞く方は疲れますよね。でも、実は喋る方も疲れるんですよ! お互い様ですから、もう少し頑張りましょう。あと二人だけですからね。  四人目のマティアスは、書物以外に興味なしと見せかけて、実は幼い頃から想いを寄せる相手がいるんです。残念ながらその相手は……コレット・リード公爵令嬢です! どどーん、私だったよ!  マティアスの妹のリンゼイとコレットは幼馴染。リンゼイとコレットが王太子の婚約者候補となった時、リンゼイは体の弱さがネックとなって選ばれませんでした。  マティアスは、大好きな妹が健康になれば、王太子の婚約者として再び推薦できるかもしれないと考え、医学の勉強に勤しみます。  学園の図書室でテスト勉強をしていたヒロインに、マティアスが勉強を教えてあげることで、二人の仲が深まっていきます。  悪役令嬢コレット様にとって、ヒロインの成績がアップして自分を超えられるのが嫌だったのでしょう。この二人のお勉強も度々邪魔しに行きますよ。放っておいて、自分も勉強すればいいのにね。  しかも、邪魔するためにマティアスのところに通い過ぎて、彼との仲を王太子様に疑われてしまうんですよ。結局コレットはそのまま王太子妃にはなるものの、夫婦仲は最悪。王太子は側妃にのめり込んで、私は一生放置されてしまうのです。  ……さあ! 残すところはエリオットルートのみ。  それにしても、ここまでは思ったよりも全ルートがハードな展開です。このゲームが優しいのは、ヒロインに対してだけだったようですね。  はぁー!困りました!
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