8.それが、私にとっての好きってことだから

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「……分かった。 30分あれば、充分、まいさんを満足させてあげられるだろうし……」 私を包みこむように押し倒して、大地は片目をつむる。 「今度は、ちゃんと衝動をコントロールして、まいさんが『もう駄目』って言うくらい、あえがせてあげるからね?」 「……お手柔らかに」 微笑んで大地を見上げ、落とされた濃厚なキスに応える───。 言葉通り、大地は私の身体を翻弄(ほんろう)して、翌朝の私に心地よい疲れを残してくれた。
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