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山の縁の所に着いた。おそらく、水平方向の直径が、最も長い所だろう。地面からの高さは、二十メートルくらい。五階建てビルの屋上に相当する。縁の所には、階段がある所を除き、柵が取り付けられている。こんな所から落ちたら危ないからだろう。ここから先は、歩いて登れないほど急峻というわけではないみたいだ。頑張って頂上を目指そう。
今登っている山は、土が積もってできた山というより、巨大な岩の塊という印象を受ける。
山肌が黒っぽい色をした岩石であり、いかにも硬そうだ。玄武岩か何かだろうか。こんな所に桜が生えているのだろうかと思うのだが、周囲を見ると草木が所々に生えている。だから、桜もどこかに生えているのかもしれない。
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