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彼は我慢していたがしきれなかった。
みんなどこに隠れているのだろう。どこかで食事でもしているのだろうか?
無人島に漂流した彼らは船に乗っていたが、豪華客船であった。
彼は本当におなかが減ってきた。他の人たちはどこに言ったのだ。確かに姿を見た気はした。
「どこに言ったのだ」彼は言ってみた。
見つからないのだ。
「おなかが空いた」彼は言ってみたがおなかの様子はよくならなかった。
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」
「おなかがスイカ」と彼は言い間違えて一人で笑った。
このままいくと彼は餓死するのではないかと心配になった。
その島には何か食べ物はないかと探してみたが岩山で植物は生えていなかった。ここはどこだ?
「おなかが空いた」また繰り返す。
「おなかが空いた」
「おなかが空いた」彼はすっと繰り返している。
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