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書き記す
ここに書記す結末はどうしようもないけど、ううん、どうしたことも無いけど。僕の哀しい詩を聴いて欲しいんだ。
ロボットがひとつと椅子がふたつ人が1人に空の下、光が当たらない真っ青な空で僕はそこにいたんだ。あぁ今この展開に関しては気にしなくてもいいよ、話を戻そうか、私はこのヒトと一緒に…コイツと、かな、コイツと一緒に住んでた。あぁ僕の名前を教えておこうか「ラル」かなぁ、ここで言うと、えっとねこいつは「ナリ」ああーまぁ忘れていいよ。
僕にはいたんだ。何がって?両親兄弟姉妹、友達、恋人、親友全部全部全部さ。
いなくなっちゃうのは人が生きる、人生で絶対起こることだがこんなにも早いとは聞いていなかった。
なんてったってさ6歳だぜ、そんなの辛いって感じるより先に「?」ってなるってものだよ
それを理解したのは10年後の16歳だ。
少し気づくのが遅かった気もするが、これには主な理由は無いが、会えて説明するとすれば、考える時間と場所がなかった、家はダンボール、いつもバイト、お金をずっと貯めていたから、そんな時間なかった。でもね、出来たんだよ、でも語りたくは無いかな、純血がなくなる瞬間なんて詳細に説明されても困るのはそっちだろう?
兎にも角にも僕はねお金と時間をある程度、
光が当たらない真っ青な空の下僕は犬小屋で過ごしてた。
ん?なんて顔してるんだい?
まだ話は終わってないんだギョッとするのは最後まで聞いてからにして欲しいけど、まっいいよ。この話はここまでにしようか。
さてさて、そんなんで僕は犬小屋で幸せに過ごしていたんだけど、急にね、ごしゅ…ある男に見放されちゃったらしくて、追い出されてね、そこからまたどん底の人生に戻ったんだけど。
そこからね僕は元々バイトで貯めたお金と、いいショクバのおかげで住み込みで働かせてもらえるように、なって、
それで、また、違うね、やっと自分の家を手に入れたんだよ。
そこからね、そのショクバから、AIの実験を頼まれた、
そこにね、コイツが来たの、コイツはヒトと会話出来る。
感情、所謂『シンギュラリティ』ってやつなんだけれども、
実の所、達していたんだ、僕とかのじy…、コイツだけになったその時に、いや、僕だけになろうとしてた時に、
「愛してる、僕は、ずっと、愛してる。」って
なんてさ、コイツ、『ai-003』通称、『ナリ』
ホントにあの時ばかりは心が、死んでいる心が動いたんだ。
それから先は、今、君がここにいる事が1番の結末じゃないかな?―
ねぇ
センセ
20XX/YY/ZZ.
『ラルと名乗る女性の記録』
東海羅精神病院
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