父伝説

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私の母は、彼が大学生の頃外で本を読んでいると、人が絶対苦手とする以上を 通り越して、魔王が手渡すような ミッションの箱を渡してくるらしい。 それも彼が言うには、何の罰ゲームやねん これは!!と怖がるようなレベルだと 聞く。 1番これだけはキツイぞ。 絶対口にしたくない。って思った日は どんな料理初心者でも、こんな話をすれば 相当自信がつくと思うので、 安心して聞いてもらいたい。 それは、炎天夏の蝉が煩い午後のことだ。 若かりし母がいつものように、 父が大きな木の下で本を読んでいると、 何か微かな悪臭が放つので、何か 臭うんだけど。と鼻を軽くつまみ 父「おならもしかして、した?」と 言ったそう。 母は失礼ね、と言いながら。 例の魔王と魔女が召喚させたような 物体を父の前に差し出して 「一生懸命、私作ったからたべてね💖」 なんて、満面の笑みでかなり その原因である箱にとてつもなく 悪寒が走ったと聞く。
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