父伝説

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その当時、料理が作ることがその 山小屋では父しか、いなかったらしく そのほかのスタッフは料理がからっきし 管轄外だったと聞く。 (本当かどうかは、分からないが父が 言ってたので、そうなんだろう。何ともこらまた言えないが) つまり、その当時の富士山の山小屋の 料理長は自然と父になり、父だけが その山小屋の料理が出来る頼みの 綱である唯一の人間だったらしい。 (聞いた話、私自身どう考えても 考えにくい話だが) でも富士山のアルバイトは、楽しかった 想い出と、当時とても時給が非常によく そこから父の生活が一気に潤い出したのも 確からしい。 とりあえず、本人は富士山のアルバイトを 新聞配達のアルバイトよりも お気に召したと聞く。 家にあった借金等はこの頃、 彼の妹さんも働きだして(ユーハイムで、働いていたようだ)この頃全て、借金を返すことが出来、彼のご両親も落ち着いてきた、と。 因みにこれは、父が大学生になった 頃のバイトの富士山の想い出 (と言っても夏の間だけ)はとても いい話のように私は1番感じた。 では少し彼が高校の頃に 一度戻ろうと思う。
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