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その夜、いつものようにチャンヒョクよりも先に眠りについた康介。
ところが深夜1時になると、不意に目を覚ました。ガス栓が抜けたような音が聞こえて、起きてしまった。
ピー…プー…ピー…プー
暗闇の中、音の根源をたどる。
それは隣のベッドで寝ているチャンヒョクだった。
「どうなってる…」
壁の方を向いているチャンヒョクは熟睡だ。容易く体を仰向けにしてみた。
すると、いびきではなく鼻から音が鳴っていたのだ。
「口から出なけりゃ…鼻からかよ!」
怒りのあまり、康介は枕でチャンヒョクの顔を叩いてやった。
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