ランクルとアメ車達の競争

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ランクルとアメ車達の競争

アメ車。最近なかなかお目にかかれなくなりましたよね。昔はよく輸入されていましたし、馴染み深い方もいると思います。 最近見かけたのは、巨大なリンカーン・ナビゲーターだったり、 https://estar.jp/pictures/26217929 クラシックなオールズモビル・98など。 https://estar.jp/pictures/26217931 アメ車、凄まじい…!年式を問わず全てがビッグです。後者のような1950〜70年代のアメ車はロングボディで航空機がインスピレーションされています。優雅なボディラインや空力性の良さそうなテールフィン(後ろ端の盛り上がった所)、タイヤを覆うフェンダー…(タイヤを覆う周辺のところをフェンダーという) https://estar.jp/pictures/26217932 専門知識がついつい出てきていますがとりあえすこいつは只者ではありません!(笑) まあアメ車のトレードマークといえば、第一に闘牛のようなアグレッシブさですよね。更に轟音とパワーに後退ってしまうほどの大排気量なエンジンは、人々をたちまち虜にしてしまいます。しかし、僕も含め老若男女が愛したアメ車ですが、その裏には世間の厳しさを物語る実態が隠されています… ランクルとアメ車の競争の巻 *** アメ車は大胆で、若者にはうけるでしょう。しかし、逆に言ってしまえばアメ車の良さはデザインに相当偏っていると思います。 維持費がかかるわ燃費は悪いわ大きすぎて駐車場に止められないわ… もちろん最近は壊れづらくなっているでしょうが、日本は故障という概念すらないと聞くほどですからね 更に、環境に配慮することがトレンドの現代社会において、アメリカ車はどの市場にも受け入れられにくいでしょう。事実アメリカでトップに大きいホールディングス・GM(ゼネラルモーター)でさえもゾンビ企業ですからね〜 国が買収して資金を与えるなんて物議を醸しそうですが… GMといったらシボレーやキャディラックはもちろん、トラックブランドのGMC、フォード・T型と並び自動車の先駆けをしたオールズモビル、バブル期に日本にも輸入されたビュイックなどがあり、アメ車業界を司っています。そんな大手の会社がゾンビ企業ですし、市場の小さくなりつつあるアメ車に将来性があるようには思えません… 更に、アメ車に対抗するような日本車・ランドクルーザー登場!!全長5メートルにもわたる巨体、V型6気筒とエンジンもアメ車並みです。 V型6気筒とは、シリンダー(エンジン本体)をV型に6つ設置することです。コンパクトにできるメリットがあります。 まとめるとランクルは、巨体でパワフル。それで尚アメ車より維持費もかからないのです。更にハイブリッド(ガソリンと電気の混合)なども追加され、環境にも配慮… 「他と被りたくない」という人以外、ランクルを買う人が多いでしょう。少し失礼かもしれませんが、ブランドイメージが無くなりデザイン性も越されれば、勝負するのも難しくなると思います。テスラなどは今注目を浴びていますが、シボレーやフォードなどのアメ車達はどうなるのでしょうね… 見どころです。 あくまで僕の意見でしたが、将来性は少ないと思います。しかし、アメ車は数々の功績を残してきました。車を初めてベルトコンベアで量産したのもフォード(T型)だし、AT(自動でギアを変えてくれる)を初めて搭載したのも先ほど紹介したオールズモビルでした。確実にそれらの功績は事実として、多くの人の胸に刻み込まれたはずです。 どうかこの先も、生き残っていてほしいです。形が変わっても、トレードマークが変わっても、「誇らしきアメ車」という名を冠していてほしいです。 アメ車は今日も大きなエンジンを轟かせ、オーナーさんの名高いパートナーとして活躍しています。
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