響也
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「ほどけてる……」 しなやかな指先が俺のスニーカーの紐を掬い輪を作る。 時が止まる。色も音も消えて響也の指先だけがスローモーションで心臓と血流音だけがノイズみたいに響いて。 響也の指先一つに絡め取られる。 永遠に思えた。永遠で欲しかった。 恋?愛?はっ──笑える。 だけど──恋に落ちるって。こんなに簡単で、こういうことなんだって、その瞬間に死ぬほど分かってしまったんだ。
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