基本用語

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基本用語

・凶徒 10年前に突如現れた無差別に人殺しを行う集団。無の国によって作り出された。凶徒の存在については謎が多く、分かっていることは、人間を「やめた」人たちが集まっていることと、軍でも倒せないほど強い身体能力を持っていることのみ。上層部には「無なる四神」と呼ばれる四天王たちが存在する。 ・鎮圧隊 凶徒を滅ぼすために、ルミエール教皇によって立ち上げられた組織。隊員たちは「鍵の力」というものを使い、凶徒たちと対等に戦っている。凶徒の討伐だけではなく、各国の王族や貴族たちの依頼も引き受けている。 ・鍵の力 スヴィエート家に代々伝わる不思議な力。この力を得るためには、「鍵の世界」という場所にいる「ファザー・クレイス」か「クレイス」と契約をしなければならない。鍵の力は負の感情(怒り、悲しみ、絶望など)を糧に生成される。負の感情が足りないと、その不足を補うために体に何かしらの悪影響(喀血する、熱を出してしまうなど)が及ぶ。鍵の力を使うときには、「鍵の力よ、我の賜物を開きたまえ」と唱える必要がある。 ・クレイス 光の国を守っているとされている精霊。寿命は平均300年ほど。各々が鍵の力を所有しているが、人間と契約をし、契約者が詠唱をしないと力を使うことが出来ない。アニ・サン礼拝堂の聖職者たちと鎮圧隊の隊員たちは力を貸してくれていることへの感謝として、毎日祈りを捧げている。普段は「鍵の世界」というところにいる。鍵の力の使用者が負の感情に支配されてしまうと、クレイスは本来の姿である怪物に変化する。 ・ファザー・クレイス 全ての鍵の力を作り出したとされるクレイスたちの父なる存在。平均寿命や暴走する条件については普通のクレイスと変わらない。しかし、唯一違う点はファザー・クレイスは人間と契約をすれば、契約者が詠唱をしなくても鍵の力を使うことが出来る。平均寿命は普通のクレイスと変わらないため、ファザー・クレイスは死期が近づいたら、後継者をクレイスの中から選ばなければならない。 ・クレイスの暴走 契約者が負の感情に支配されてしまうと、クレイスが怪物と化し、契約者の体を徐々に取り込んでいってしまう。怪物と化したクレイスはルミエールの鍵の力である「あらゆる事物を消す」でしか倒すことができない。しかし、契約者の負の感情が大きいとルミエールの鍵の力でも倒すことは不可能である。クレイスに全身を取り込まれてしまった契約者は、クレイスと共に「鍵の世界」というところに行ってしまう。 ・鍵の世界 歯車が回って、噛み合う音だけが響く世界。ファザー・クレイスやクレイスたちは、普段この世界で生活をしている。人間が鍵の世界に来てしまったら、契約したクレイスが寿命を迎えるまで元の世界に戻ることは出来ない。しかし、元の世界に戻る前に死んでしまうことがほとんど。奇跡的に元の世界に戻れたとしても、記憶を失っていたり、体の一部を失っていたりすることがほとんどである。
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