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友達のきょうだいに、しばらくしてちょろっと話したら。
「あの子がそこまで言うの、よっぽど心配だったんだろうね。聴いてびっくりした、昔から言わないタイプなのに」
ああ、やっぱりそうだよなと。
私は友達を想っている以上に、想ってもらえていたんだ。
だったら、甘えず。いや、時々は甘えるけど。
あの「お前が思う以上に」を胸に、生きていこうと、最近は思い返しては気を引き締めている。
その後友達と長くやっているうち、たまたまこのエピソードを書こうと至った経緯の、大好きで読んでいる漫画に、この言葉があった。
〝人が何したいか、何を思ってるかなんて。
案外わからなくない?〟
本当にそうだ。
当たり前に大切だからこそ、頭からすっぽ抜けていた。
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