3.ハッピーエンドのその先

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 ここにどのくらい居られるかは分からないが、出来るだけ長く平穏が続くといいと願った。 「ところで、ツヴァイ。今日は補給の日だが、覚えているな」  アインスが話題を振ると、ツヴァイははたと手を止めて振り返った。 「ん……でも、まだ大丈夫そうなんだけど」 「それでも定期的に補っておいた方が安全だろう。荷物を運び終えたらでいいな」 「……うん」  乗り気のアインスに対して、ツヴァイの方は少し申し訳なさそうに小さくはにかんだ。
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