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「良かった……もっと、してあげるね」
言うや、ツヴァイは追い立てるように徐々に手の動きと抽挿を加速させていく。
「ぅあっ!」
飛び出した己の声に驚いて、アインスは慌てて口元を押えた。しかし、隙間から漏れ出す喘鳴はどうにも堪えようがない。
腰が震え出す。ぞくぞくと全身を巡る衝動。目の奥に星が散り始め、強い射精感が込み上げてくる。
「ツヴァイ……っもう!」
もう出るから、離れろ。――そう伝えたかったが、間に合わなかった。一際強い快楽の波が押し寄せてきて、その瞬間、アインスはツヴァイの口中で達していた。
膨らんで、震えた直後に迸る。勢いよく喉奥に注ぎ込まれた熱い生命の液体を、ツヴァイは余すことなく呑み下した。最後に残りを吸い上げて、周囲を綺麗に舐め取ることも忘れない。
達したばかりで息も荒く朦朧とした様子のアインスは、それを見るともなくぼんやりと眺めていた。
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