君といっしょ

1/7
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「おなかすいたー!」が、君の口ぐせだった。 食べ物をあげると、むしゃむしゃと音を立てながら美味しそうに食べる。 ぼくはその姿を見ているだけで、自然と笑顔になった。 家に帰る時間になり、バイバイと手を振りながら言うと、君はさみしそうな目でぼくを見つめる。 そんな目で見られると、ぼくもさみしい。 また来るから!と言うと「うん!まってるね!」と、大きな声で返事してくれた。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!