君といっしょ

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次の日。 一度家に帰ってからお店に行って、まぐろとかつおが入っている缶づめを買った。 お店の人に聞いて買ったけど、よろこんでくれるかな? 君の元に行くと、君は家から顔を出して「まってたよー!おなかすいたー!」と、大きな声で言った。 ぼくはさっき買った缶づめをポケットから出す。 君は「まだー?まだー?」と、急かせてくる。 缶づめを開けようと丸い部分を引っ張ったけど、固くて開かない。 思いっきり力を入れると、開いたと同時に手がすべって、缶づめの中身が君の頭の上に落ち、ボトボトと床に落ちた。 ぼくがごめんねとあやまると、君は「ううん。いいよ。これ、すごくおいしいね!」と言いながら、床に落ちた缶づめの中身を食べている。 君の頭の上にまだ乗っていたので、取って食べさせてあげた。 ひとつぶ残さずきれいに完食。 「おいしかったよ!ごちそうさま!」 と、君はまんぞくした顔で言った。 君がよろこんでくれて、ぼくもすごくうれしい。
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