君といっしょ

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家に帰ってきて、大きなタオルで君の身体をふく。 ふき終わったあと、お母さんが用意してくれた段ボールに君を入れる。 段ボールの中には何枚かタオルが入っていて、ふかふかで温かそう。 タオルで君を包み、温める。 君が住んでいた家より、ここのほうが快適だね。 明日、予約した病院に君を連れていくとお母さんが言っていた。 病気とかしていないか診てくれるらしい。 明日学校が休みだから、ぼくもいっしょに行く予定だ。 君がタオルで温まっている間に、ぼくはお風呂に入った。 身体と頭を洗って、湯船でしっかり温まってからお風呂を出る。 パジャマを着て、君がいる段ボールをのぞくと、君は「ここからだしてー!」と、大きな声で言った。 段ボールから君を出して、いっしょにお母さんがいるキッチンへ向かう。 「ちょうど晩ご飯が出来たところよ」 お母さんはテーブルに料理をならべているとちゅうだった。 「もうすぐ並べ終わるから座って」 「はぁ~い」 ぼくは少し高めのいすに座る。 足をぶらぶらさせながら、料理がならべ終わるのを待つ。 君はぼくの真似をするかのように、ぼくのとなりに来て、床に座った。
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