陸上人生

夏季陸上大会

夏季陸上大会の開催を
ここに宣言しますｯｯｯ！
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森田「よくここまで来たな。瞬。」
瞬「ありがとうございます。」
足立「え、、、俺は！？」
森田「あ、、、お前も、、、泣」
足立「ぜってぇテキトーだろ！」
サトシ「はははっ！」
ヒトミ「まぁ、瞬。頑張ろうね！」

夏季陸上大会。
みんな12秒以下の早さってことだよね。
すごいなぁ、、、、、。
頑張ろう。
--サブトラ--
瞬「、、、、いつもここにいるね。」
「、、、、、。」

瞬「マサムネ君。」

マサムネ「まぁ、、、、な。」
マサムネ「待ってたぜ。瞬。」
瞬「待たせちゃったね。ごめん。」
マサムネ「ここはな、俺の約束の場所だったんだ。」
瞬「誰と約束したの？」
マサムネ「カナタとここで一緒に走るって。」
瞬「カナタ君と？仲いいんだ！」
マサムネ「いや、、、、過去の話だ。」
瞬「？」
マサムネ「あいつは、去年の全国大会から"おかしくなった"」
瞬「え？」
マサムネ「記録が全てだの、一位以外意味ないだの言い出して。」
マサムネ「それからというものの、アイツとは話さなくなって、、、。」
瞬「....」
マサムネ「ライバルから、"敵"に変わったんだ。」
瞬「そうだったんだ。」

マサムネ「じゃぁ、決勝で会おう。」
瞬「分かった！」
--予選--
男子100m 予選5組の競技を開始します。

あぁ。
みんな早そうだなー。
でも、僕はもうあの頃の僕じゃない。
森田さんの練習を思い出せ、、、！
必ず勝つ！

以上7名の出場です。

On your marks

はぁ、、、、。
勝てる、と思う。
負けることを考えるな。
勝つ！

set

絶対に決勝へ、、、！

ﾊﾟｧｧﾝ
ﾊﾟｧﾝ

え？

「君、失格。フライングしちゃったね。」
瞬「え、、僕が、、？」
「速く戻って。」
瞬「ちょっと待ってよぉ！僕は、、、僕は！！！」
「速く戻りなさい！迷惑です！」
瞬「なんでだよお！」
「うるさい！」
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「フフッ...」
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森田「まぁ、仕方がない。」
瞬「、、、、ｸﾞｽｯ、、、。」
足立「まぁ、、頑張ってたもんな。」
森田「ん？マサムネ？」

マサムネ「おい！瞬！！！！」
瞬「ごべん"、、、マ"サ"ム"ネ"君"！」
マサムネ「あれは完全にフライングじゃない！」
瞬「え、、？」
マサムネ「ぜってぇフライングじゃなかったね！」
マサムネ「カナタの罠だ、、、！！」
マサムネ「なぁ、、、カナタ。」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

カナタ「いやぁ、バレちゃったかぁー。」
カナタ「さすがだね、マサムネ。」

カナタ「僕は記録、順位しか考えてないんだよ。」
カナタ「他のザコや落ちこぼれなんか正直どーでもいい。」

マサムネ「っおまえ...」

カナタ「スポーツマンシップ？しらねぇよ。すべては結果だ。」
カナタ「結果が残ればいい。過程なんていらない。」
カナタ「過程は評価されない。評価されるのは結果だけ。」

ヒトミ「っあんた！なんてことを、、、！」

カナタ「そうだろう？お前も諦めたはずだろう？」
ヒトミ「、、、なんでっ」
カナタ「俺の言うことは間違ってるか？サトシ。」
サトシ「っなんで、、、！」
カナタ「同じ考えのはずだぞ、、サトシ？」

カナタ「いい結果が残ればいい方向へ行く。
悪い結果が残れば悪い方向へ行く。そうだろう？足立。」
足立「、、、、、。」

瞬「カナタ君、、、、、。」
カナタ「落ちこぼれは黙ってろ。」
マサムネ「、、、、っ！！！」

ドスッ

カナタ「っ、、、、、。」
マサムネ「黙って聞いてりゃぁ気持ち悪りぃ自論を話しやがって、、、！」
マサムネ「結果がすべて、、？んなわけねぇだろぉが！」
カナタ「いいや違うね..」
マサムネ「その過程も愛しいと！尊いと！そう思える人間が！」
マサムネ「お前なんだろうが！！！」
カナタ「ははっ！、、、はぁ。」
マサムネ「カナタ、、、もう目を覚ませ！！！」
カナタ「いつの話だよ！バカが！
お前ら全員バカだ！俺に仲間なんていらねぇ！」

森田「おい、、、浅倉カナタ。」
カナタ「なんですか？正義のヒーローの登場ですか？」
森田「"棄権"だ。」

棄権:大会の参加を取り消すこと

カナタ「そうですよね！」
森田「帰れ。」
カナタ「ほらな。結果が全てなんだよ！！！！」
カナタ「バカ共がぁぁぁぁぁ！！！！！」

森田「瞬。お前は予選を省いて、最終組の準決勝で再参加だ。」
瞬「、、、、はい！」
森田「マサムネ、改めて礼を言う。ありがとう。」
マサムネ「いや、カナタのことですから。」
--最終組準決勝--

On your marks

ふぅぅ、、、、。

set

ﾊﾟｧｧﾝ

なんだ、、、？
皆遅い。
前までの僕なら予選で精いっぱいだったのに、、、、。
森田さんのアレってこれのことか、、、。
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ー大会3日前ー
瞬「あと3日ですね！緊張する！」
森田「そうだな、夏季陸上大会はアレだろうけど。」
瞬「ん？」
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瞬選手がぶっちぎりで一着です！！！
タイムは11.47！！！！
すばらしいスプリントですね！
これは決勝まで行くのではないでしょうか！？
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ヒトミ「お疲れー。」
瞬「疲れた～。」
サトシ「すごいよ！瞬！」
森田「決勝は難なく行けそうだな。」
瞬「はい！」
足立「あとちょっとだったのにな～。俺も！」

現在の状況
足立 予選5着
マサムネ 準決勝1着 "GR更新"

GR:ゲームレコード 大会記録

森田「んじゃぁ。いってらっしゃい」
ヒトミ「応援してる、、、！」
サトシ「情熱を込めるんだ！」
足立「俺の分まで走れ！」

瞬「、、、うん！」
--男子100m 決勝--
さぁ、、、男子100m決勝です。
これまでの大会を凌駕する戦いになりそうですね、、、。

""この夏、、、一番熱い"走り"が始まる""、、、！