君の最後になりたい

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「僕は君の最初がほしい」 「私は貴方の最後がほしいな」 私と貴方の考えは違った 「最初だろ、最初って貴重じゃね?」 「最後でしょ、最後の相手ってずっと続くってことじゃん」 私と貴方でこんな話をした 「どっちもほしいな」 「え?」 そう言った貴方は、私にキスをした 私の初めてを貰っていった 「最後も貰うね」 「///うん」 私の顔も貴方の顔も真っ赤だった 最後をもらう約束をした19歳の貴方と私 そう、約束したんだ、でも 「最後をくれるのが……早すぎる……」 19歳の貴方、貴方は変わらない 写真の中で笑っている、もう会えないのにまだ忘れられない26歳の私 もっと違う最後が欲しかったの
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