出会い

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「由希奈です。よろしくね」 彼女はそう、そっけなく告げて、スタスタとどこかへ出かけて行ってしまった。 私の自己紹介も聞かずに。 ほんの二言で私は感じた。この人とはうまくやっていけないかもしれない!! そもそも7つも年上で、きれいでキラキラしたお姉さんは怖いのに、サバサバしたタイプとなるとさらに苦手が加速する。 それに、由希奈さんも、私のような平々凡々としたガキンチョには興味がなさそうだった。
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