お花見だんごは、恋の味。

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『家族でのお花見より前に、 おーしくんと2人でお花見したい!』 『おーしくんの作った、お花見だんご食べたい!』 そう、おーしくんにワガママを言った。 おーしくんは、お勉強の頭は良くても。 幼なじみの私含めて、 女の子には冷たいしイジワルだから............ 「............っ、覚えてないと思った、」 「俺、りんより頭いーから、覚えてるわ、」 「............っ、ありがとう、」 覚えてるのは意外すぎて、素直に驚いた。 そして........................ 「俺、今まで店のこと全然やってなかったけど、」 「うん?」 静かに話し始めた、おーしくん。 「一生懸命作った、りんの為に」 「おっ、お花見だんご!?!?」 「...............そ、お花見だんご、」 〝お花見〟を覚えていてくれただけじゃなくて。
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