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コップを持ったまま隣のノアの部屋のドアをノックする。
「どうかされましたか?」
「ちょっと……」と部屋に入り、ホットミルクの匂いを嗅いでもらう。
「ちょっと待ってください」と簡易の毒味棒を付けると色が変わる。
「良かった。飲んでなくて」
「口もつけてませんか?」
「うん、匂いがおかしいと思ってすぐここに来た」
「このミルクは誰が?」
寝付けなくて歩いていたら男爵に会って話をしたことから、ミルクを運んできたのはメイドの人ということを言うと、念話で呼んだのか直ぐにルーカスとニコル、ユーリが来るが、肝心の結月はまだ分析をしていて、泰我がニコルの代わりにクレアを見ているとの事だった。
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