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店主に箱に詰めてもらって、顧客リストを写し、一旦宿に持って帰って結月に預け、ペンダント回収にルーカス達にも付き合ってもらう。
「大きな家だね」
「この辺は富裕層の暮らす街だ。リストのものは全員このエリアだから楽なんだが……」
「何か問題でも?」
「やはり魔界人だからな。一度手に入れたものはなかなか手放さないんだ。無理やりひったくる訳にも行かんし……」
「でもルーカスさん王子じゃん」
「こんなのでも権限はありますが、民のものを理由もなく奪うことは出来ないんです」
「確かに。代金を支払って購入されてますし」
「ノア、お前……ニコルの言うことに否定しろよ」
「あ、もう慣れてしまいまして」
ガックリとしているが、口は悪くてもニコルはちゃんとルーカスに忠実だし、戦闘でも守っているしっかりとしたお付きだ。
「仕方ない、聞いてくれなかったら親父からの命だということにする!」
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