3人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「詳しいね…」
「会社であんだけ喚いてたらね。きたばかりの時はまだ燃え尽きてなかったんだけど、上司に呼ばれたからね」
「あぁ…なるほど…」
これが深幸が代行してくれた復讐?
クズはもう立ち直れないみたいだけど、それも自業自得。
家庭のことは私には関係ないし。
今日は気分良く、そして気持ち良く仕事ができた。
そして初めて社食を食べた。
今までクズの為にお弁当作ってたから。
社食美味しかったから、今度から利用しようっと♪
こんな楽しいなら、仕事辞められないなぁ!
そうだ、深幸にお礼言わなきゃ!
それとも何かお礼の品を渡した方がいいかな?
仕事からの帰り道、そんなことを考えながら、神社に寄ることにした。
「お、泉水ご機嫌だな」
「深幸!今日はスッキリした気分で仕事ができて、本当に仕事が楽しかった!願いを叶えてくれてありがとう!」
「どういたしまして。願いに対する対価はもらったからね。泉水のこれからの幸せ全部という対価を…」
「う、うん…」
そうだった…私にはもう幸せはないんだわ。
でも深幸は願いを叶えてくれたから、私もきちんと対価を支払うべきよね。
「泉水のこれからの幸せは俺がもらう。だから、泉水…俺と夫婦になろう」
最初のコメントを投稿しよう!