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松尾芭蕉じゃないんだ!( ゚Д゚)
最初見た時に橋向こうから歩いてくるのは松尾芭蕉と弟子だと思っていました。橋の真ん中にいるのは年老いた母を連れてる息子。秋葉大権現へと向かう途中、腰の曲がった母の歩みを心配して何やら話しかけているのように見えたのですが、
……違いました(;´∀`)
僧侶でした。
でも折角なのでこの辺りで詠われた芭蕉の句をご紹介したいと思います。
【嶋田宿】
駿河路やはなたち花も茶のにおい
宿かりて名を名乗らするしぐれかな(川留の時に受けた親切への思い)
五月雨の 空吹き落とせ 大井川(大井川の川留にあった際)
【丸子宿】
梅若葉丸子の宿のとろろ汁
【金谷坂石畳峠】
馬に寝て 残夢月遠し 茶のけぶり
【佐夜之中山】
命なりわづかの笠の下涼み
〔栗原信充//画〕『肖像集 8』嵐雪・松尾芭蕉,写,〔江戸後期〕. 国立国会図書館デジタルコレクション 加工済
元禄7年(1694年)4月に「奥の細道」を刊行した芭蕉は翌月弟子の次郎兵衛を伴い、江戸から生まれ故郷の伊賀上野(三重県)へ戻っています。
一度は伊賀上野に腰をおろしたものの、2か月後の9月には弟子の不仲を聞きつけてて大阪に向かいます。仲を取り持とうとしましたがうまく纏まらないまま体調を崩し10月12日その生涯を閉じました。
享年50才
病床で詠んだ句が生涯最後の句となりました。
旅に病んで夢は枯野を駆け巡る
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