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学校にさっき買ってきた荷物を置いて、帰路に着いた私達。
よし！ 明日から本格的に文化祭の準備だね。
「お前、ほんと誰からも好かれるよな」
「え、何が？」
夕夏ちゃん、実行委員の早川くん、そしてひよりちゃんと別れた後不意に奏がそんな事を言って来た。
「さっき、片桐と仲良さそうに話していたじゃん。友達になったんだろ」
「うん！ 夕夏ちゃん、私の事優しい子だって言ってくれたんだよ！」
夕夏ちゃんと友達になった事もだけど、それを奏が見ていてくれていた事が嬉しい。
何でもないフリしているけど、たまにこうやって気に掛けてくれるんだ。
「物好きもいるもんだな。お前の事、そんな風に思うなんて」
「奏には分かんないもん」
こうやって私にイジワルな事言ってくるのは、ちょっとムカつくけどね。
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