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洗面所で手を洗って、その足でお店にいるお父さんに会いに行った。
店の前を何度も行ったり来たりしているお父さんは、私の姿を見つけるやいなや抱き着いて来た。
「美桜！ 心配したんだぞ！ 一体こんな時間まで何処に行っていたんだ！
何の連絡もないから、お父さんは何か事件に巻き込まれたんじゃないかって心配で心配で……」
「お、お父さん、苦し……」
「おぉ！ 悪い！ でも無事で良かった。もし美桜に何かあったら……」
「大丈夫だよ、お父さん」
心配性すぎるけど、こうやって心から私の事を思ってくれるのは凄く嬉しい。
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