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「エリー様、エリー様のお怒りはごもっともです。旦那様にお会いなさるのはお辛いかと…
それでも、どうしてもとおっしゃるのならば私もご一緒させてください。
今までの方々も…お救いすることは叶いませんでしたが、せめての罪滅ぼしとしまして、ご実家に戻られたり、修道院に入られたり、新たな嫁ぎ先を探しだしたり、ご本人のご希望に寄り添って参りました。
しかし、もう耐えられなく、今回こそはお止めしようとした矢先に…
エリー様のご希望を叶えさせてください」
マクスも巻き込まれているだけなのかもしれない。
あの時に助けてほしかったけれど、過ぎたことは戻らない
それに咎める相手はマクスではない
私は…
離縁した後…
この結婚にしがみつくつもりなんて微塵もない
けれど、ある程度の噂を知っていながら嫁がせるあの家に戻りたいとも思わない
「とりあえず、旦那様とお話しした後に考えます。」
離縁後については今は保留。
とにかく旦那様に一言…十言?百言?なんて言葉あるかしら?
とにかく思いつく限りのことを言わねば!
今迄の方の代弁も兼ねて
本当は顔も見たくないけれど、
でも…
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