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さすがに私も、もう愛想がつきました 先代方に顔むけ出来ません!」 「うるさいわっ、まぁいい、とにかく隣りの部屋にもしかしたらメリッサがいるかもしれない。一緒に行くぞ」 マクスは旦那様の後には続かずに私へと声をかける 「エリー様、どうなさいますか?」 「マクス、お前、主人の命令が聞けないのか?」 「主とおっしゃるらば、少しは行動を改めて下さい!   エリー様どうされます?」 マクスは旦那様には強い口調だけれど、私に対しては優しく尋ねてくれる。 きっと、無理に協力する必要はないと思ってくれているのね。 「わ、か、りました。一緒に行きましょう、マクス」 戸惑いながらも返答をした 「かしこまりました。エリー様」 「おい、お前ら、何だかおかしくないか主は私だぞ」 ブツブツ言う旦那様のことは気にせず、私達は隣の部屋へと向かった
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