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間近で見ると釘付けになる 美、美少女…だわ 旦那様と並んだら超絶美男美女のカップル こ、こんな方を蔑ろにしていたの…? 「そう、エリーと言うの。と、マクスだったわね。あぁ、マクスには私のことは視えてないと思うわ。」 「メリッサ!お前のせいで!今までどこにいた!」 「旦那様、眠れなくて苦しんでいるようね?ふふ」 「誰が旦那様だ。お前がいなくなってとっっくに離縁は成立している」 「そう、そうなのね…捜してもくれないのね」 メリッサ様は目線を下におろし悲しみの表情を浮かべたが、すぐに目線を上げる 「な~にがそうなのねだメリッサ! お前のせいで私は」 「クリフ!呪いが解けないのは自分のせいでしょ!」 「だいたいお前は昔から…」 「ちょっとクリフ、そちらがあなたの…まぁいいわ。ちょっとこちらのエリーさんとお話ししたいから、とりあえず出てってクリフ!」 メリッサ様がふっと軽く指を弾くと旦那様が部屋の外へと弾き出された。 一ドサッ一 尻餅をつく形で扉の前に乱暴になげだされる旦那さま 「イテッ、ちょっ待てメリッサ!」 マクスはゆっくりと丁寧に部屋の外へと運ばれていく そして、扉が閉まり施錠の音がする。
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