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「これで、ゆっくりお話しができるわね。怖がらないで。あなたに危害は加えないわ。」 メリッサ様は優雅にソファーに腰掛けると私に手招きをした 誘われるように私もソファーに腰掛ける 「あなたが、私の後にクリフ…と結婚したの?」 「次と言いますが、正確には68番目の妻だと…」 「……は?……は?」 メリッサ様は2度も驚きの声をあげた 私は自分の状況と、マクスから聞いた旦那様の非道な行いを全てメリッサ様にお話しした。 「な、な、な、なんですってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 メリッサ様は驚愕して部屋中をぶんずんと飛び回りはじめた 「なんてことなの!ばかクリフ! クソクリフ!許せない許せない許せないおんなの敵!!! どうしてそんな発想になるの!」 「メリッサさま、メリッサ様! どうか落ち着いてくださいませ」 私は、メリッサさまを宥めようと声をかけた。 メリッサ様は何周か飛び回るとソファーに戻ってきた 改めてメリッサ様をみると、確かに実体がないように見える。 「あの、メリッサ様は、その、幽霊なのでしょうか?」 単刀直入に質問をぶつけてみる 「あぁ、この姿だとそうみえるわよね。正確には生き霊というのかしら」
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