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「生き霊?
では、メリッサ様は、生きておられるのですか??」
「ふふふ、あなた、エリーと言ったわね。随分落ち着いているわね」
メリッサ様は私の腕をぎゅっと掴む仕草をした。(触れられてはいない)
「あなたは、私とは正反対ね。私はいつもクリフにうるさいとかお喋りだとか言われて…
クリフは落ち着いた女性が好みなのですって。
そうね、いいことを思いついたわ!
あなた…クリフのタイプだわ。
間違いない。きっとエリーならクリフはいちころね」
「は?旦那様からは離縁届をいただいております。それに…」
私は書類のことや、この結婚に至った経緯、これからどうしたらよいのか分からないこと、途中からは、人生相談のような話しをしてしまっていた
「ほんっとにどうしようもないクズね。
大丈夫。全て私に任せてくれないかしら?
あなたは、半年、ここで暮らすだけでいいの。
ただ、辛いでしょうけれど、クリフに普通に接してくれないかしら?
あぁ心配しないで、何もする必要はないのよ。ただクリフの話し相手とでもいうのかしら。
決してあなたの嫌がることはしないように見張っているから
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