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メリッサ様との話しを終えて、退室すると次は旦那様が引きずられるように部屋へと引き込まれていた。
マクスには何も視えていなかったようで、
状況が分からないようだった。
メリッサ様がどれだけ旦那様の事を想っているのかを知ることができた
子供の頃に、男性に言い寄られて困っているところを助けられてからずっと好きだったと。容姿に惹かれただけではないのだと。
何度もアプローチしたけれど、相手にされなかったことで家族に相談したそうだ
そして、王命ではあるけれども念願かなって結婚することができた。けれども、結局閨を共にしてくれることはなかったと。
それで、姿を消す覚悟をした時に、つい呪いをかけてしまったそうだ。
愛情と憎しみは紙一重なのかもしれない
でも、すぐに呪いが解けない場合の備えはしていたらしい。旦那様が1人になるのがかわいそうで、この部屋にとある魔法をかけていたと。それがこの部屋に入ったマクス達の老化が止まった原因のようだった
これまでの話から察すると、要するに
単純な痴話喧嘩がこじれただけだと思う
結果的に、周囲を巻き込んで被害がでたのでは?
今は、深く考えるのはとりあえずやめよう
ただ一緒にいるだけでいいとはどういうことなんだろう…?
「メリッサ!おいまだ話しが」
旦那様がまた部屋から投げ出されてきた。
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