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「ここだよ。」
宿屋に到着すると私達は男の子に案内されて中へと入る。
「お遣い行ってきたよ」
「おぉ、レオおかえり。おやそちらは?」
宿屋の主人は、レオの後ろにいる私達をみて声をかける
「お客さんを連れてきたのかい?レオ」
「いや、客ではない。少し尋ねたいことがある」
「はて?私にですか」
「貴様!その態度は一一むぐっ」
いつの間に来ていたのか、マクスが旦那さまの口を塞いでいた。
「んぐッ、マクス、おみゃえいつのまに…」
「旦那様とエリー様を2人きりにする訳がないではないですか。いつも控えておりましたよ。気づいていなかったのですね」
さすがマクスね
「旦那様、お静かに。
お騒がせしてすみません。あの、
私達だけで話せる場所とかありますか?」
私は、口を塞ぐマクスを隠すように前に出て、宿屋のご主人に話しかける
「はぁ、では奥にご案内します。
レオ、お茶をお出ししてから仕事に戻りなさい。ターシャの手伝いを」
「分かった。じゃあね。お姉さんたち」
レオは私達に手を振ると元気よく去って行った。
「そちらにおかけください」
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