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「アンドリューさん、エリーさん、お二人のコダの花は、でしたね。 大変お伝えしにくいのですが、コダは魔力の宿った花。単なる占いとは少し意味合いが違います。 白は不吉な表れです。 警告です。 お二人にこの先何か良くないことが起こるのかもしれません。どうか細心の注意を払ってください。どんなことにでもです。」 「警告?」 「先生、確かに白いコダでしたけど、中央のあたりが色が違ったように見えますが」 アンディが疑問を口にしたことも頷ける。確かに中央はうっすらとだけど赤い部分があった気がする。 「そうですね…私も…断定はできませんが、ただ今まで白い花を咲かせた方達は、別離されています…どんなに想い合っていたとしても良からぬことがおとずれています。どうか心に留めておいてくださいね。  何かあれば、相談してください、いいですね。 それでは」 先生は次の予定があるため退室した。 「エリー、もう一度コダの花を見に行こう」 「ええそうね。確かめましょう」
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